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さて本日は、日本語にしかなく、訳しづらい名詞について書きたいと思います。

レッスン中でも、気になることが多いのは『自分のことを指す名詞(自称詞)』についてです。
日本語では、『わたし(I)』にあたる自称詞がたくさんあります。
『おれ』『ぼく』『じぶん』『うち』『わたくし』『あたくし』
今はあまり使いませんが、『小生』などもそうですね。
特に最近ではアニメの影響で、自己紹介の時に『俺の名前は~』と言ってしまう生徒様もいると聞きますから、
しっかり理解して習得しなければいけません。
ビジネスパーソンを指導する側としては、例えば生徒様がお客様に『俺の会社は~』などと言わないように、
『その場にふさわしい言い方』を学んでもらっています。
日本の敬語を使う時も、それに見合った自称詞を選ぶ必要があります。
混乱するところは、
『ぼく』は子どもの言葉じゃないの?
『わたし』は男性も女性も使えるの?
『わたくし』は男性でも使えるのに、『あたくし』は女性だけ?
のように、生徒様の疑問があふれ出てきます(笑)
場面場面で、どの自称詞が合うのか
一緒に行動する人も含めて考えないといけませんね。
例えば会社の先輩などといる時は、『ぼく』を使うことも多いのではないでしょうか。
同僚との時間では、『おれ』でも差し支えないですね。
親疎で言えば、初対面から何回くらい合えば、敬語をやめてもよいか?
という疑問もあるそうです。
いつの段階から『おれ』にするのか、明確なルールがないので
相手の反応を見ながらということになるでしょう。
日本語って本当に奥が深いですね(*^^*)