弊社ブログにお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
さて本日は、生徒様の努力と笑顔について書きたいと思います。
ミャンマー出身のE様(*^^*)
弊社のレッスンには、来日前から参加してくださっています。
とびきりの笑顔で掲げている証明書は、JLPTのN2に合格した時のものです。
※JLPTとは日本語能力試験といって、日本語を母語としない方の日本語力を判断するためにある民間の試験です。N1~N5の5段階あり、N1が最も難しいとされています。
笑顔の向こう側には、並みならぬ苦労があったことでしょう。
合格の喜びもひとしおですね。
彼女は来日してすぐ、まず買い物に戸惑ったそうです。
理由は【金種が多いこと】。
ミャンマーでは、硬貨は使われません。(存在はしますが、流通していません)
ですから彼女は、日本で数百円のものを買う時でも、『コインがわからなくて、全て紙幣で払っていました。だから財布がお釣りのコインでいっぱいになっていました』
と教えてくれました。
当初から日本語が上手だった彼女のクラスに安心しきって、特に【日本の金種について】の授業をしていなかったことが原因と感じ、私は考えを改めました。
『段階に合わせた生活の日本語と、ビジネスの日本語、両方が必要だ』と思ったのです。
それからはレッスンで、日本の生活や文化なども取り入れるようにしました。
場面設定も【洋服を買う】【道をたずねる】【地下鉄の乗り換えを聞く】といった生活の分野から、
【遅刻の連絡をする】【来社したお客様のご案内をする】【上司に休みの許可をもらう】などのビジネスマナーまで
幅広くレッスンでおこなうようにしています。
彼女の笑顔から伝わってくるメッセージをしっかりと受け止めて
今日もレッスン作りに励みたいと思っております。