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2025.02.27

ふしぎな『たち』

日頃より弊社ブログにお越しいただきまして、誠にありがとうございます。

さて本日は、講師として気をつけている説明の一つとして、

日本語の不思議な『たち』の使い方について書きたいと思います。



↑N5クラスで使う、日本特有の不思議な言葉集。




『たち』とは、漢字で『達』と書き、多くは複数を意味し、日本語教室でもよく使う表現です。

『あそこに集まっている学生達』

『子ども達が公園で遊んでいる』のように使いますね。



ですが、こんな使い方もあります。

『昨日、友達と会いました。』
この場合、友達は何人だったのでしょう??

『達』がついていても、この場合は複数人ではない可能性がありますね。

一人でも友達。

二人でも友達。

『達、は複数の時だけ』と覚えてしまうと、この理論が理解できなくなります。



また、別の例を挙げてみましょう。

①『グランドで、選手達が走っています。』

②『一郎達が、ボールで遊んでいます。』

これらの例文には『達』がついていますが、意味が違うことに気づきますか?


①の選手達、は選手が複数人います。

②の一郎達、は一郎が複数人いるわけではないですよね。おそらく、一郎を取り巻く仲間のことでしょう。



このように考えてみると、日本語ネイティブは『あたりまえじゃないか』と感じると思いますが、

日本語学習者から見れば、混乱の原因になっているのです。


日本人が、『当然そうだろう』と思っていることでも、外国人の皆様には『なぜ??』と思うことがたくさんあります。

私もそのことによく気をつけて、日々のレッスンをしたいと思っています。




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