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さて本日は、講師として気をつけている説明の一つとして、
日本語の不思議な『たち』の使い方について書きたいと思います。

↑N5クラスで使う、日本特有の不思議な言葉集。
『たち』とは、漢字で『達』と書き、多くは複数を意味し、日本語教室でもよく使う表現です。
『あそこに集まっている学生達』
『子ども達が公園で遊んでいる』のように使いますね。
ですが、こんな使い方もあります。
『昨日、友達と会いました。』
この場合、友達は何人だったのでしょう??
『達』がついていても、この場合は複数人ではない可能性がありますね。
一人でも友達。
二人でも友達。
『達、は複数の時だけ』と覚えてしまうと、この理論が理解できなくなります。
また、別の例を挙げてみましょう。
①『グランドで、選手達が走っています。』
②『一郎達が、ボールで遊んでいます。』
これらの例文には『達』がついていますが、意味が違うことに気づきますか?
①の選手達、は選手が複数人います。
②の一郎達、は一郎が複数人いるわけではないですよね。おそらく、一郎を取り巻く仲間のことでしょう。
このように考えてみると、日本語ネイティブは『あたりまえじゃないか』と感じると思いますが、
日本語学習者から見れば、混乱の原因になっているのです。
日本人が、『当然そうだろう』と思っていることでも、外国人の皆様には『なぜ??』と思うことがたくさんあります。
私もそのことによく気をつけて、日々のレッスンをしたいと思っています。