日頃より弊社ブログにお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
さて本日は、カウンセラーの役割について書きたいと思います。
弊社では、教育と心のサポートは表裏一体と考えているため
講師はカウンセラーの資格を所持しております。
異文化カウンセラーでは、最終試験でオンラインの模擬カウンセリング試験があったり
上級心理カウンセラーでは、教科書の内容が難しかったりと
様々な特性はありますが、
【相手のサポートをして支援する役割】ということで共通点があると思います。
私が異文化カウンセラーを取得した時
模擬カウンセリング試験で、外国人の生徒様が
「飲食店でアルバイトしようと思っています」と言った時
「いいと思いますよ」と答えたのですが、
「いいと思います、はジャッジにあたるので、言わないようにしましょう」と、後ほど試験官に指摘されました。
なるほど、あいづちのつもりで「イイね!」と言ったことが
ジャッジになるとは思いもせず、発言のひとつひとつに大きな意味があるのだと気付かされました。
異文化カウンセラーでは傾聴を基本とするので、ジャッジの「いいと思いますよ」はダメだったのですね。
私たちは、例えば友達からの相談を受ける時、知らない間に自分の意見の押し付けをしてしまっている時があります。
職場の人間関係に悩んでいて…と言われたら、ただただうなずいて最後まで聞くことはできるのでしょうか?
親しい間柄であればなおのこと、「でもさあ、」と口をはさんで自分の意見を言うことってありませんか?
異文化カウンセラーは、答えを出しません。
ただただ話を聞いて、話し手が自分で答えを出せるように促します。
上級心理カウンセラーは少し違って、更に難しい立場になるので、また機会があればこちらに書きたいと思います。
皆様には、傾聴してくれる相手はいますか?
そのことによって、自分で答えを出すことができていますか?