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さて本日は、今取り掛かっている決算書の翻訳について書きたいと思います。
初めてこのお仕事をした時、アドバイスしてくれた大先輩が
【英語ができるからと言って、決算書が翻訳できるわけではない】
と励ましてくれましたが、本当にそう思いました。
英語の語学知識と、金融の会計知識とは、全く別物なのです。
お世話になっている税理士さんに、海外の決算書を読むための助言を求めると、
キヤノンなど英・日両方の言語で決算書を出しているページを読むように言われ
どの言葉がどう訳されているのか
日本と海外の書式の違い
会計の法律の違いを勉強しました。
慣れとはすごいもので、今ではだいぶ楽におこなえるようになりましたが
それでも翻訳中はいつも緊張状態が続いています。
数字の間違いをしないことはもちろんですが、
似た言葉の翻訳、たとえば
monetary items を
【金融項目】とするか、【貨幣性項目】にするか。
financial expenses を
【金融費用】だと直訳だから【財務費用】にしよう。とか
悩みながら、進めていきます。
集中できなくなると、図書館へ出掛けておこなっています。
このようなお仕事をさせていただける幸運に感謝しながら
単語ひとつ、文ひとつを大切に翻訳しております。